Profession Journal 連載
Profession Journal 決算短信の訂正事例から学ぶ実務の知識
決算短信の訂正事例をもとに、決算短信の作成時に間違いやすいポイントを解説します。訂正事例から知識を得て、実務力のアップにつなげることを目指します。
筆者:石王丸周夫
- 【第1回】 負ののれん発生益のキャッシュ・フロー計算書上の処理
- 【第2回】 土地再評価差額金の取崩しと包括利益の関係
- 【第3回】 連結範囲変更時における連結キャッシュ・フロー項目
- 【第4回】 自己株式処分の会計処理
- 【第5回】 自己株式消却の会計処理
Profession Journal〈経理部が知っておきたい〉炭素と会計の基礎知識
経理部の方を主な対象に、脱炭素に関連する知識を基礎からわかりやすく解説します。
筆者:石王丸香菜子
- 【第1回】 “脱炭素”の流れ・・・中小企業にも関係があるの?
- 【第2回】 脱炭素に取り組まないことのデメリットは?
- 【第3回】 温室効果ガスの排出量はどのように算定するの?
- 【第4回】 Scope1の算定のしくみ
- 【第5回】 Scope2の算定のしくみ
- 【第6回】 Scope3の算定のしくみ
- 【第7回】 炭素に価格を付けるってどういうこと?
- 【第8回】 炭素を考慮して意思決定するには?
Profession Journal〈注記事項から見えた〉減損の深層
開示された実際の減損の注記を読みながら、深層に横たわる問題を明らかにします。決算書の読み手のための解説です。
筆者:石王丸周夫
- 【第1回】 印刷機メーカーが減損に至った経緯-深層に横たわる問題-
- 【第2回】 旅行ガイドブック制作事業が減損に至った経緯-気になる“減損後” -
- 【第3回】 ドラッグストアが減損に至った経緯-成長拡大路線の行方は?-
- 【第4回】 歯科器材メーカーが減損に至った経緯-コロナの陰に隠された本当の問題-
- 【第5回】 飲料メーカーが減損に至った経緯-核心に迫れるか-
- 【第6回】 ホテル事業が減損に至った経緯-減損後にまた減損となる可能性は?-
- 【第7回】 鉄道事業が減損に至った経緯-減損が発生しやすい会社の特徴は?-
- 【第8回】 モノレールが減損に至った経緯-背景にある事業計画-
- 【第9回】 鉄道子会社が減損に至った経緯-減損の理由は観光客減少か、人口減少か-
- 【第10回】「タクシー会社が減損に至った経緯」-顧客関連資産減損の読み方-
- 【第11回】「製糖所が減損に至った経緯」-ねらいはコストダウンか-
- 【第12回】「製粉事業が減損に至った経緯」-減損発生を第三者が予測できるか-
- 【第13回】「太陽光発電事業が減損に至った経緯」-建設仮勘定の減損は予測できたか-
- 【第14回】「シェアオフィス事業が減損に至った経緯」-成長事業でも減損-
Profession Journal マスクと管理会計~コロナ長期化で常識は変わるか?~
管理会計における常識を再検証し、新しい視点を取り入れるべき点などを解説しています。
筆者:石王丸香菜子
- 【第1回】 予算編成、これからどうする?
- 【第2回】 予算の役割は変わる?
- 【第3回】 欠品!滞留!・・・在庫はどれくらい持つ?
- 【第4回】 在庫の管理、このままでいい?
- 【第5回】 コストの把握方法に正解はあるの?
- 【第6回】 かさむ固定費、どうすればいい?
- 【第7回】 設備投資・・・する? しない?
- 【第8回】 不確実な将来にどう向き合う?
- 【第9回】 資金繰り、どうやって改善する?
- 【第10回】 これから目指すべき目標は?
Profession Journal 会計士が聞く!決算早期化『現場の回答』
実際に決算早期化を成功させた『ベテラン経理のコバヤシさん』との対談形式で、決算早期化に関する「現場の回答」を探ります。
筆者:石王丸周夫
- 【第1回】 “ムダな作業”について聞きたい!
- 【第2回】 “人材育成”について聞きたい!
- 【第3回】 “ERPパッケージ”について聞きたい!
- 【第4回】 “スケジュール管理”について聞きたい!
- 【第5回】 “連結パッケージの提出期日”について聞きたい!
- 【第6回】 “連結決算での親会社の役割”について聞きたい!
- 【第7回】 “連結子会社との付き合い方”について聞きたい!
Profession Journal 値上げの「理屈」~管理会計で正解を探る~
値上げが企業の利益に与える影響や、正しい価格設定の在り方などを、管理会計の視点からやさしく解説しています。
筆者:石王丸香菜子
- 【第1回】 販売価格の最低ラインを知る ~「自分にごほうび」の値段~
- 【第2回】 値上げのインパクトを認識する ~値下げ戦略の「落とし穴」~
- 【第3回】 損益分岐点を意識して値上げする ~朱に交われば・・・高くなる?~
- 【第4回】 安全余裕率を把握する ~デートにおけるワインの選び方~
- 【第5回】 限界利益を可視化する ~ポテトとジュースもお願いします~
- 【第6回】 限界利益を目標に使う ~Xデーを知る~
- 【第7回】 埋没原価を正しくとらえる ~ものは言いよう~
- 【第8回】 価格設定の方法を考える ~100円ショップで試される目利きの力~
- 【第9回】 誤った値上げを避ける ~手がかかる子は誰だ~
- 【第10回】 価格弾力性を理解する ~「マニア」にロック・オン!~
- 【第11回】 回転率を参考に価格を決める~リレー選手の秘訣~
- 【第12回】 値上げする対象を選ぶ~学割を使えるうちに~
- 【第13回】 値引きを効果的に働かせる~思い出、買い取ります~
- 【第14回】 費用構造をふまえて値上げする~サブスク人気に乗っかりたい!~
- 【第15回】 値上げを戦略的に利用する~私たちは何に対して支払うのか~
- 【《延長戦》-値上げ交渉編-第1回】すぐに値上げ交渉をするべき取引はどれ?
- 【《延長戦》-値上げ交渉編-第2回】値上げ交渉のアプローチ
Profession Journal 〈桃太郎で理解する〉収益認識に関する会計基準
収益認識会計基準の要点を、誰もが知っている昔話『桃太郎』に例えてわかりやすく解説しています。
筆者:石王丸周夫
- 【第1回】 桃太郎とイヌ・サル・キジは労務サービス契約を結んでいた
- 【第2回】 桃太郎と契約したイヌの貸借対照表はこうなる
- 【第3回】 イヌ・サル・キジが桃太郎に約束したこと ~それが「履行義務」
- 【第4回】 鬼ヶ島渡航から宝物輸送までの一連の業務は1つの履行義務か
- 【第5回】 イヌ・サル・キジは、どの時点で収益を認識すればいいか
- 【第6回】 イヌは一定期間にわたり売上計上していくのか ~三要件の検討
- 【第7回】 イヌは宝物を送り届けた時に一時に売上計上する
- 【第8回】 もし桃太郎がきびだんごを忘れてしまったら ~資産負債アプローチという考え方
- 【第9回】 もしボス猿が陰にいたとしたら ~本人か代理人かで異なる収益表示
- 【第10回】 もし桃太郎が鬼ヶ島へ行くことをイヌ・サル・キジに隠していたら ~収益認識対象とならない場合の処理
- 【第11回】 もし鬼退治に含まれる3つの仕事が別々の契約だったら ~契約の結合
- 【第12回】 もし第二鬼ヶ島にも行くことになったら ~契約の変更
- 【第13回】 もし鬼退治後のパトロールまで頼まれていたら ~取引価格の配分
- 【第14回】 もし桃太郎がイヌに成功報酬を出すと言ったら ~変動対価で収益計上
- 【第15回】 もし桃太郎がきびだんごを落としてしまったら ~なぜ割賦基準が廃止されたのか
- 【第16回(番外編①)】 もし桃太郎が桃印を殿様に使用許諾したら~ライセンス売上
- 【第17回(番外編②)】 もしおじいさんが桃太郎の絵本を出すことになったら~返品権付販売
- 【第18回(番外編③)】 もしおばあさんが家の前できびだんごを売り始めたら~ポイント制度の取扱い
Profession Journal 収益認識会計基準導入で売上高はどうなる?
収益認識会計基準がIFRSの考え方を取り入れたものであることに着目し、IFRSを採用している日本企業の決算書を分析することにより、日本基準を採用している会社の売上高がどう変わるのかを解説しています。
筆者:石王丸周夫
- 【第1回】 釣った魚を持ち込むと料理してくれる店の売上高は純額計上?
- 【第2回】 その売り手は「主役」か「脇役」か?
- 【第3回】 「特大ハンバーガー、10分で完食したら無料!」は変動対価だった
- 【第4回】 テナント売上は二重式火山のイメージ
Profession Journal 計算書類作成に関する“うっかりミス”の事例と防止策
筆者:石王丸周夫
- 【第1回】 当期のB/Sに前期の数字が載っているミス
- 【第2回】 個別B/Sの「その他利益剰余金」が空欄になっているミス
- 【第3回】 数字の前の「△」のつけ忘れ、とり忘れ
- 【第4回】 不要な「行」と「列」の削除忘れ
- 【第5回】 「事業年度」と「連結会計年度」の書き換えミス
- 【第6回】 「表示方法の変更」で起こるコピペのミス
- 【第7回】 これは気づかない!「罫線の引き忘れ」
- 【第8回】 「株式分割の注記」はここで間違う
- 【第9回】 実際にある「復配時」のこんな注記ミス
- 【第10回】 連結と個別のコーディネート・ミス
- 【第11回】 数字のケタ表示ミスを見落としていないか
- 【第12回】 うっかりミスを防ぐ習慣
- 【第13回】 新会計基準の適用開始とうっかりミス
- 【第14回】 標準文例の丸写しに注意
- 【第15回】 「非支配株主に帰属する当期純損失」の数値には△をつけるのか?
- 【第16回】 金融商品の時価情報で記載漏れしやすい事項
- 【第17回】 株主資本等変動計算書は下段で間違いやすい
- 【第18回】 監査等委員会設置会社への移行後に起きるミス
- 【第19回】 復配の翌年度に起きやすい注記ミス
- 【第20回】 引当金の会計方針に係るうっかりミス
- 【第21回】 連結と個別で不統一となっている言い回し
- 【第22回】 単純なミスほど防ぎにくい~数字の転記ミス
- 【第23回】 2018年3月期要注意!株式併合の注記はここで間違う
- 【第24回】 これも気づかない!「罫線の消し忘れ」
- 【第25回】 「赤字⇔黒字」の変わり目の年度に起きるミス
- 【第26回】 自己株式数の注記はここで間違う
- 【第27回】 科目名の不統一が起きやすのはこの科目
- 【第28回】 またしても「個別B/Sのその他利益剰余金」でミス
- 【第29回】 「ありえない用語」が出てきたら注意
- 【第30回】 金融商品時価情報で入力ミスが起こる理由
- 【第31回】 「△」のつけ忘れはこんなところでも起こる
- 【第32回】 計算書類における「0」の表記に注意
- 【第33回】 配当原資の記載ミス
- 【第34回】 決算書の勘定科目を素読せよ
- 【第35回】 基本に返って計算チェックを徹底せよ
- 【第36回】 ダブルチェックではなく、クロスチェックを実践せよ
- 【第37回】 税率差異の注記のチェックポイント
- 【第38回】 3連続ゼロ(000)に要注意
- 【第39回】 会計上の見積りの注記はここでミスする
- 【第40回】 計算チェックで発見できるミスは多い
- 【第41回】 1つのミスを見つける機会は複数ある
- 【第42回】 連結PLでよく起こる単純ミス
- 【第43回】 金額表示単位のミスの見つけ方
- 【第44回】「金融商品時価情報のレベル別時価のクロスチェック」
- 【第45回】「取締役等の報酬等の一覧表の誤記載検出法」
- 【第46回】「処理能力を超えたときにミスが起こる」
Profession Journal 会計上の『重要性』判断基準を身につける~目指そう!決算効率化~
筆者:石王丸周夫
- 【第1回】 『重要性の基準値』はメタボ診断の『ウエスト85cm』と同じ
- 【第2回】 『重要性の原則』とは『四角い部屋を丸く掃く』こと
- 【第3回】 経理処理のミスは直さなかったらアウトか?
- 【第4回】 ふるいの目の粗さと重要性の話
- 【第5回】 ガラス片は小さくても危ない~質的重要性の話
- 【第6回】 「重要性の基準値」はなぜ税引前利益の5%なのか
- 【第7回】 赤字のときはどうする?「重要性の基準値」算定方法
- 【第8回】 連結と個別、「重要性の基準値」は同じ?
- 【第9回】 重要性の有無の判定方法①~「枝葉末節」は担当者ベースで判断
- 【第10回】 重要性判断の実践事例①~未払計上の要否はベンチで考える
- 【第11回】 重要性判断の実践事例②~連結作業時の債権債務消去の簡略化
- 【第12回】 重要性判断の実践事例③~全面時価評価法とすしネタの時価表示
- 【第13回】 重要性判断の実践事例④~税効果会計とアサリの計量
- 【第14回】 重要性の有無の判定方法②~体重の増加率は服を脱いで計算すべし
- 【第15回】 重要性の有無の判定方法③~体重だけでなく体脂肪率もチェックする
- 【第16回】 変わりダネもある、重要性基準
Profession Journal 企業経営とメンタルアカウンティング ~管理会計で紐解く“ココロの会計”~
行動経済学など人の心理的側面に触れながら、企業経営上、合理的でない意思決定をしてしまいがちな事例を取り上げ、合理的な意思決定を行うために役立つ管理会計の考え方や知識を易しく解説しています。
筆者:石王丸香菜子
- 【第1回】 メンタルアカウンティングが意思決定の邪魔をする
- 【第2回】 みんな損がキライ
- 【第3回】 「無料」の魔力
- 【第4回】 埋もれたコストの呪縛
- 【第5回】 印象はフレーミングで変わる
- 【第6回】 無意識のつじつま合わせ
- 【第7回】 「自分の見たものがすべて」の習性
- 【第8回】 ココロのアンカーにご用心①
- 【第9回】 ココロのアンカーにご用心②
- 【第10回】 デフォルトに振り回されるココロ
- 【第11回】 「よくある話」は本当によくあるのか
- 【第12回】 ココロの中のゆがんだ割引計算
- 【第13回】 「現状維持」という名の怠けグセ
- 【第14回】 理不尽な「お気に入り」
- 【第15回】 選択は提案方法で変わる
- 【第16回】 優柔不断を味方につける
- 【第17回】 会計で「ココロのマニュアルモード」をオンにする
Profession Journal ファーストステップ管理会計
管理会計を基礎からわかりやすく解説しています。
第2回~第6回は【原価管理編】、第7回~第10回は【利益管理編】、第11回~第14回は意思決定編、第15回・第16回は【業績評価編】です。
筆者:石王丸香菜子
- 【第1回】 管理会計は『ワタシ流』でOK!
- 【第2回】 標準による管理の限界~ダイエットには限界がある?~
- 【第3回】 原価計算はなぜ必要か~寝かせるとおいしいシュトーレンの話~
- 【第4回】 製造間接費の固定・変動分解~引き出しの中を整理する~
- 【第5回】 製造間接費の分析~パッと見ただけではわからない通信簿と同じ~
- 【第6回】 ABCの考え方~カレーパンはオーブンの償却費を負担するべきか~
- 【第7回】 損益分岐分析の基礎~ケーキを何個食べたら元が取れるか~
- 【第8回】 損益分岐分析の活用~あるベーカリー経営者の悩み~
- 【第9回】 最適セールス・ミックスを探せ~ジャムおじさんはスゴ腕経営者?~
- 【第10回】 線形計画法~手持ちのコマで最大の利益を上げる~
- 【第11回】 追加受注の意思決定~給食用パンの注文を受けるか~
- 【第12回】 外注の意思決定~自家製あんこにこだわるか~
- 【第13回】 設備投資の経済性計算の要素~ベーカリーはオーブンが決め手①~
- 【第14回】 設備投資の経済性計算の方法~ベーカリーはオーブンが決め手②~
- 【第15回】 事業部の評価~ベーカリーがカフェ事業を始めたら~
- 【第16回】 事業部長の評価~虎穴に入った店長をどう評価するか~
- 【第17回】 大切なのは将来とバランス感覚
Kindle本
株を買う前に見るべき2つの財務数値: EPSはお宝の分け前
著者:石王丸周夫
(2015年1月20日)
株を買うときに知っていると便利な「財務数値2つ」を取り上げた入門書。
増資、自社株買い、株式分割で株価はどうなるのか。その仕組みをグラフで視覚的に解説しています。
【目次】
1. 増資で株価はどうなるの
(1) 儲かってるのにEPSが下がる
(2) 海賊も気にするEPS
(3) 自己株式の処分も増資と同じ
(4) 増資後いったん下がるEPS
(5) EPSからわかること
(6) 「希薄化率」は参考程度
2. 自社株買い銘柄は「買い」なの?
(1) 儲かってないのにEPSが上がる
(2) 自社株買いのEPS押上げ効果
(3) 自社株買いも「継続は力なり」
(4) 「増益+自社株買い」が強力
(5) PERが高すぎないか
3. 株式分割に惑わされちゃダメよ
(1) EPSが急落している?
(2) 株式分割はピザの切り分けと同じ
(3) 切り方の違うピザを同列で比較するな
(4) 株式分割に伴うEPS修正法
(5) EPSは急落していなかった
4. 「増資&株式分割」はどう考えればいいの
(1) 株主の利益と会社の利益は別
(2) 海賊船に乗るか乗らぬか
(3) まず有報のここを見る
(4) ピザをどんなふうに切ったのか
(5) からまった糸のほぐし方
(6) 何よりも将来が大事
連結がわかる人はコレを食べている
著者:石王丸周夫
(2014年1月29日・2017年2月21日増補)
超初心者向けの連結会計入門書。
ビッグマックを食べると連結会計がスラスラわかるという、これまで誰も思いつかなかった方法で解説しています。
【目次】
ステップ1:連結財務諸表はビッグマックだった
1.連結のイメージは日立の「大きな木」
2.ビッグマックは連結、ハンバーガーは個別
3.連結がわかる人は皆これをやっている?
4.ハンバーガー2つでビッグマック1つを作ってみる
5.バンズのクラウンを1枚取り除くべし
6.ビッグマックの公式
ステップ2:連結の範囲は太陽系に学べ
1.企業グループは目に見えない
2.企業グループのイメージは太陽系
3.太陽系も支配力基準で親子判定
4.冥王星は非連結子会社
5.惑星の範囲はそう簡単には変えられない
ステップ3:取引の消去で消すのは何か
1.クイズに答えて取引の消去を学ぼう
2.各車両の乗降客数は何人?
3.車両を足せば列車になるか?
4.要は改札を通った人を数えればいい
5.車両間移動者は内部取引
6.キャッチボールの最中に時間が止まると未達取引になる
ステップ4:お年玉を巡る債権債務の話
1.子供からお年玉を取り上げることの意味
2.父と子のお小遣い帳は個別財務諸表
3.連結は一家全体の決算のこと
4.悪いパパのお小遣い帳は個別修正すべし
ステップ5:投資と資本の相殺は気象現象にヒントがある
1.余分なのは子会社の資本金
2.太陽は地球に投資している
3.太陽が消滅してしまったら
4.元手を使って何を生み出したかが大事
ステップ6:月の石に未実現利益が発生する話
1.月の石の採掘販売ビジネス
2.地球に持ってくるだけで重さ6倍に
3. 300万円の原石の価値は?
4.販売するまでは未実現利益
5.未実現利益消去の相手は誰?
6.未実現利益は二度消す
ステップ7:開始仕訳のことは将棋の名人に聞け
1.開始仕訳は特別な仕訳ではない
2.正常な経理感覚が開始仕訳の理解を妨げる
3.将棋の名人戦の2日目に注目せよ
4.「1日目の指し手の再現」は開始仕訳と同じ
ステップ8:非支配株主持分はビッグマックのレタス
1.連結で新たに登場する科目がある
2.非支配株主持分はどんな場合に登場するか
3.友達と共同購入した絵はどこに飾る?
4.絵はうちに飾るけれど
5.非支配株主持分のフローとストック
6.子会社の配当は非支配株主持分のアウトフロー
ステップ9:のれんは埋蔵金?
1.のれんには2種類ある
2.埋蔵金が隠された土地を購入する
3.埋蔵金は超過収益力
4.埋蔵金の記憶は薄れていく
決算で使える重要性の金額Q&A
著者:石王丸周夫
(最終更新日2020年4月27日)
重要性を考えた会計処理とは・・・「四角い部屋を丸く掃く」こと
収益認識会計基準における「重要性等に関する代替的な取扱い」についても収録。
【目次】
Q 1 重要性の金額とは何ですか?
Q 2 重要性の金額はなぜ必要なのですか?
Q 3 「重要性の原則」とはどのようなルールですか?
Q 4 重要性がなければ間違いを直さなくてもよいのですか?
Q 5 重要性の金額には算定方法がありますか?
Q 6 「指標とする金額」としてどんな財務諸表項目を選べばよいですか?
Q 7 毎年の税引前利益の変動が大きい場合は指標に採用できないのですか?
Q 8 税引前損失の場合や税引前利益が非常に小さい場合は指標に採用できないのですか?
Q 9 指標に掛ける特定の割合は何パーセントにすればよいですか?
Q10 連結と個別で重要性の金額は同じでよいですか?
Q11 親会社と子会社の重要性の金額は別個に設定すべきですか?
Q12 重要性の金額を下回るものはすべて重要性なしでしょうか?
Q13 税引前利益から算定した重要性の金額を貸借対照表項目に適用して問題ないのですか?
Q14 特定の会計分野にしか使用されない重要性の基準値とはどのような値ですか?
Q15 四半期決算における重要性の金額はどうやって求めればよいですか?
Q16 重要性の金額は決算が確定しなければ算定できないのですか?
Q17 重要性の有無の判断はどのように行えばよいですか?
Q18 収益の過大計上と費用の過大計上を相殺した上で重要性を考えてもよいですか?
Q19 重要性の有無は誰が判断すべきですか?
Q20 修正すべき誤りを直さないと困ることはありますか?
Q21 収益認識会計基準の適用に際して、重要性の有無を考慮してよいですか?
Q22 海外連結子会社のオペレーティング・リース取引について、注記の要否を「300万円基準」で判断しても構わないですか?
Q23 重要性の乏しい子会社を連結範囲から外す場合に、「3~5%基準」による判定は有効なのですか?
Q24 法人税等の重要性の判断基準も税引前利益の5%でよいですか?
Q25 重要性判断に際して税効果を考慮すべきですか?
Q26 IFRSのリース会計における5000ドル基準を日本で適用する場合、いつの為替レートを使えばよいですか?
会社はインフレで儲かるのか
著者:石王丸周夫
(2013年7月28日)
アベノミクスによる円安と株高で決算書はどうなったのか。
そんな話を交えながら、会計の本質的な弱点を考えていきます。
【目次】
第1章:純資産はインフレで目減りする
1.「現金及び預金」は単なる所持金
2.会社のサイフは純資産
3.インフレによる純資産の目減り
第2章:インフレ期に着目すべき経営指標
1.純資産の主な増減要因
2.会社の懐具合がわかる2つの経営指標
3.ROEと純資産配当率の関係
4.円安による純資産の膨張
5.株高による純資産の膨張
6.マーケットの先取り現象が決算に及ぼす影響
第3章:円安と企業決算の複雑な関係
1.ROEの性質
2.ROEの分解
3.総資本回転率はいつも一定
4.リーマンショック前の水準を回復した2014年3月期
5.円安による利益率の押し上げ効果
6.円安で輸出企業が儲かる仕組み
7.円安で海外生産の利益率はどうなるか
8.ドルベースで考えると減益だった
第4章:在庫評価益で儲けを出す会計マジック
1.「安く仕入れて高く売る」ことは可能か?
2.インフレ期に売上高利益率を上げるカラクリ
3.在庫を長期間保有したほうがいいって本当??
第5章:減価償却費で儲けを出す会計マジック
1.何年も前に買った設備から評価益が見込める
2.インフレになっても減価償却費は増えない
3.新規の設備投資はしないほうがいい??
第6章:借入金を増やして儲けを出す会計マジック
1.借入金のフンドシ効果
2.借入金月商倍率が自然に改善してしまう不思議
3.借入金で土地を買うと儲かるのか?
4.有利子負債依存度が高いほうがいい??
第7章:決算書はインフレでゆがむ
1.そもそも会計にとっておカネってなに?
2.会計基準が前提としている3つの約束事とは?
3.取引をおカネで表現するのが会計
4.インフレはおカネという“モノサシ”が縮む現象
5.縮み具合の異なるモノサシがいくつもあったら
6.期末の1000円は期首の1000円と同価値ではない
7.異なる尺度の数字が決算書上に混在する
8.インフレ期の決算書の読み方