バーチャルPPAの会計処理を含む研究報告の速報解説を寄稿しました

Profession Journalに、【《速報解説》 JICPAが「環境価値取引の会計処理に関する研究報告」を公表~バーチャルPPAの会計処理に関し多くのコメントが寄せられる~】の記事を寄稿しました。

日本公認会計士協会が公表した研究報告に関する解説記事です。
研究報告なので、実務を拘束するものではなく、参考資料という位置づけです。そうであるにもかかわらず、公開草案に対しては、比較的多くのコメントが寄せられています。バーチャルPPAがデリバティブとして扱われるのかどうかに関心が集まっているようです。再エネ普及のために、会計面で越えなければいけないハードルだといえます。

この研究報告への関心の高さからもわかりますが、日本の大手企業は、今、こぞってESG重視に傾倒しているようにみえます。一方で、米国では、電気自動車(EV)への移行による雇用の消失懸念を背景に、UAW(全米自動車労働組合)がストを行っており、2025年の米国大統領選の行方に大きな影響を及ぼすとみられています。

ESG関連の勉強は、米国の動きを見据えながら取り組んでいかなければならないと思っています。