短信レビュー実施は4社に1社程度か

8月15日をすぎ、3月決算企業の2024年度第1四半期の決算発表はほぼ終了したとみられます。

今回の四半期決算から、監査法人等による四半期決算短信のレビュー制度が導入されました。レビューは一部の企業に義務付けられますが、原則として任意なので、どの程度の企業がレビューを受けたのか注目していたところです。
正確な集計ではありませんが、データベースにより推計してみたところ、短信レビューを受けた企業は現時点で518社確認できます。4社に1社程度の割合です。

レビューには、準拠性レビューと適正性レビューの2種類がありますが、レビューを受けた企業の95%程度が準拠性レビューだったとみられ、適正性レビューは極めて少数派のようです。

某社経理部長
レビューを受けなかったのが75%、準拠性レビューを受けたのが24%、適正性レビューを受けたのが1%という感じか。この比率は、「義務じゃなければやらないのが普通だろ」という意味かな。