次世代の年金手帳は何色?

20歳以上の人や20歳未満でも就職している人は、みんな持っている「年金手帳」。

年金手帳に記載されている「基礎年金番号」には一人一人の年金の情報が紐付けられています。

「基礎年金番号」は、年金受給の手続や年金保険料の納付状況の確認時に必要になる重要な番号です。 ただし、2015年にマイナンバー制度が導入されたことで、マイナンバーと基礎年金番号が紐づけされて、 年金に関する手続などはマイナンバーを使って行われるようになってきました。

そのため、2022年4月に年金手帳の新規発行は停止されることになっています。(「基礎年金番号」がなくなるわけではなく、新たに保険者になった人には、年金手帳の代わりに「基礎年金番号通知書」という書類が送付される予定です。)

会社によっては人事部などの部署で従業員の年金手帳を預かっていることもありますが、こうした実務も今後は減っていくと考えられます。 (ただし、当然のことながら、年金手帳が廃止されても会社における会計処理等には何の影響もありません。)

ちなみに、年金手帳の色は複数あり、平成9年1月以降に年金に加入した人の年金手帳は青色、それ以前に加入した人の年金手帳はオレンジ色です(さらに昔の年金手帳は茶色です)。
次世代の年金手帳は、無色透明ということになりますね。

某社経理部長のコメント

俺の年金手帳の色、聞きたいだろ?
(・・・聞かなくてもわかります。)