ニチレイのシステム障害対応費用、特損10億円は見積り困難か

ニチレイが、システム障害対応費用として2026年12月期に10億円の特別損失を計上する予定だと、複数の報道機関が報じている。
ところが、この10億円について、どの程度合理的な予測なのかがわからない。

2026年12月期第1四半期決算短信の四半期連結財務諸表では、偶発債務の注記として次の記載がある。

「現時点ではその金額を合理的に見積もることが困難なため、当第1四半期連結財務諸表には反映しておりません」(抜粋なので、元資料、要ご確認)

一方、当該短信と同日に公表された決算説明会資料では、2026年12月期連結業績予想のなかで、「システム障害によるマイナス影響(現時点)」として、特別損失10億円が明示されている。(こちらも、元資料、要ご確認)

それぞれ性格の異なる資料であり、資料の前提も注意喚起されているが、短信だけ読んだ人と説明会資料だけ読んだ人とでは、認識がズレてしまわないだろうか。開示のあり方を考えるうえで参考にしたい事例だと思う。