四半期開示、見直し?

開示担当者が多忙になる一因、「四半期開示」。

上場会社に四半期報告書の提出が義務付けられてから10年以上が経ち、すっかり当たり前になった四半期開示ですが、その在り方が見直されるかもしれません。

岸田首相が設置した「新しい資本主義実現会議」では、企業の「四半期開示の見直し」が論点として掲げられています。

その背景には、四半期開示が企業の近視眼的経営(ショートターミズム)を助長しているのではないかという批判もあるようです。

ちなみに、現在、アメリカでは四半期開示が義務付けられていますが、イギリスやフランスでは四半期開示は任意です。 (トランプ前大統領が四半期開示の廃止発言をしたことは、一時期話題になりました。)

四半期開示の見直しについては賛否両論あるようですが、ほぼ一年中開示書類の作成に追われている担当者には、希望の光(?)になりますね。

某社経理部長のコメント

導入したときは”タイムリーディスクロージャー”で、今度は”ショートターミズムからの脱却”ねぇ。どっちにしろ老眼だから近くはよく見えないよ。