会計情報
為替レートの変動と業績予想
昨年2022年は為替レートが大きく変動しました。3ヶ月ごとの為替レート(米ドル円)を振り返ってみると、以下のようになっています。 2021年12月31日:115.08円2022年3月31日:121.66円2022年6月3 […]
2030年財務目標の見方
2030年における売上高目標等を企業が掲げている場合、どう見ればよいか。そのヒントの1つは成長率です。 たとえば、ニッスイを例に見てみると、同社が2022年4月20日に公表した長期ビジョンにおいて、2030年の売上高目標 […]
中期経営計画と2030年の売上高
象印マホービンが、2030年目標としての売上高、営業利益、ROEの値を公表しました。これらの値は、「中期経営計画の策定に関するお知らせ」(2022年12月26日)の中で開示されたのですが、それと合わせて、2030年におけ […]
四半期決算短信、いずれは任意化?
金融庁・金融審議会において、四半期開示について、取引所の規則に基づく四半期決算短信への「一本化」が議論されています。2022年11月25日に開催されたディスクロージャーワーキング・グループにおける討議資料では、次のような […]
物価高騰による中期経営計画見直しの動き
2022年度に入って、製油業界で中期経営計画を見直す動きが目立っています。背景には物価高騰があり、日本経済の不透明感が増しています。 具体的に見ていきましょう。 業界第2位のJ‐オイルミルズは、2022年11月16日に「 […]
白馬の王子、森に現る
金融庁・企業会計審議会の「内部統制部会」が2022年10月と11月に続けて開催されています。 金融庁のウェブサイトを確認すると、それ以前に内部統制部会が開催されたのは平成23年(2011年)であり、実に10年超の眠りから […]
そごう・西武の売却とセグメント別ROIC
セブン&アイ・ホールディングスが、傘下のそごう・西武の売却を決定したようです。背景や経緯はニュースその他で解説されているので、ここではふれませんが、財務的には次の1点で説明できます。 そごう・西武について、 ROIC<W […]
インフレに強い会社のBS
会計的に見てインフレに強い会社には、ある特徴があります。 貸借対照表(BS)において、次の条件を満たしていることです。 貨幣性資産<貨幣性負債 BS項目のうち、貨幣そのものや、貨幣で受け取ることになる項目、貨幣で支払うこ […]
経常利益が売上高より大きい決算
川崎汽船の2022年度四半期決算が珍しい形になっています。経常利益が売上高より大きいのです。 第1四半期 売上高228,498百万円<経常利益251,645百万円 第2四半期 売上高482,897百万円<経常利益567, […]
インフレ率を考慮した前年度比較
物価が上がっています。 物価が上がっている場合に、物価上昇を考慮した売上高(4月から9月の6ヶ月で考えます。)の前期比較をどうやって行なったらよいか考えてみました。 日本の消費者物価指数は、2022年4月以降、現在まで以 […]