会計情報
連結決算における退職給付の調整で起こりうる処理ミス
連結決算において、退職給付に係る未認識項目の調整というのはイメージしにくいこともあって、処理を間違ってしまうことがあります。以前、適時開示で公表されたある会社の決算短信訂正事例でも、退職給付関連の科目で金額訂正がなされて […]
「準拠性」に関するレビューって?
東京証券取引所は、四半期開示の「一本化」に向け、有識者による実務検討会を設置しました。 すでに開催された検討会の資料によれば、第1・第3四半期について、金融商品取引法に基づく四半期報告書と取引所規則に基づく四半期決算短信 […]
連結子会社への外貨建貸付金に係る為替差益はなぜ消去しないか
2022年後半以降、ドル円の為替レートが次のように推移しています。 144.75(2022年9月30日)131.11(2022年12月30日)132.79(2023年3月31日)144.32(2023年6月30日)147 […]
持分法における負ののれんの税効果
持分法における負ののれんの仕訳処理は次のとおりです。 A社株式XXX/持分法による投資損益XXX この結果、投資会社における持分法上の投資価額がその分増加し、投資会社の個別貸借対照表上の投資簿価を上回ります。この差異は、 […]
持分法における負ののれん発生益は営業外収益(続報)
先日このブログに書いた持分法による負ののれんの処理の続きです。適時開示にてこれを特別利益(負ののれん発生益)に計上するとしていた企業が、2023年8月3日付で訂正を出しています。やはり、営業外収益にすると訂正しました。 […]
持分法における負ののれん発生益は営業外収益
ある会社の適時開示で、持分法適用関連会社化に伴う負ののれんを特別利益(負ののれん発生益)に計上する見込みであるとの記載がありました。 負ののれんは一般に、「負ののれん発生益」(特別利益)に計上しますが、厳密にいうと、これ […]
分配可能額は公認会計士試験の過去問で学ぶとよい
日経新聞電子版に「EY新日本やPwCあらた、分配可能額で内部に注意喚起」(2023年7月24日付)という記事が出ています。今年6月に報道されたニデックの分配可能額規制違反の一件を受けての動きのようです。 上場会社において […]
四半期報告書の改正法案、今国会で成立せず
令和5年の通常国会が6月21日に終了しました。今国会には、四半期開示の見直しを含む「金融商品取引法等の一部を改正する法律案」が提出されていたものの、今国会では成立せず、参議院での継続審査となりました。 今国会では、内閣提 […]
ステーブルコイン、会計上の性格は?
2023年5月31日に、企業会計基準委員会より「資金決済法における特定の電子決済手段の会計処理及び開示に関する当面の取扱い」の公開草案が公表されています。公開草案は、いわゆる”ステーブルコイン”のうち、改正「資金決済に関 […]
「リースに関する会計基準」改正案 ~BCは何の略?
2023年5月2日に、企業会計基準委員会より・「リースに関する会計基準」・「リースに関する会計基準の適用指針」の改正案が公表されています。 改正案は、借手のリースの費用配分方法について、IFRS16号と同様に、リースがフ […]