親会社が子会社の議決権のうち60%を所有しているケースを考えます。
残りの40%を所有しているのは親会社以外の株主で、非支配株主と呼ばれます。
親会社の資産のうち180が子会社株式です。
一方、子会社の資本金は300です。
これを相殺しようとすると120の差額が出ます。
親会社の保有している子会社株式が子会社の議決権の60%分のみで、子会社の資本金300の60%相当額だからです。
120の差額は非支配株主が拠出した資本です。
子会社の資本金のうち親会社株主に帰属しない金額は、連結財務諸表上は「非支配株主持分」(純資産の部に表示する。)とします。

【連結修正仕訳】
(資本金)300(関係会社株式)180
(非支配株主持分)120